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イギリスSIMのままヨーロッパへ|滞在日数別SIM総額シミュレーション(1週間/1ヶ月/3ヶ月で一番安いのはどれか)

通信・SIM・ネット

この記事は、「イギリスのSIMを持っている人が、ヨーロッパの他の国へ旅行・滞在するとき」の話です。
たとえば、イギリスに住んでいる人が、フランスに1週間旅行に行く、イタリアに1ヶ月滞在する、スペインへ3ヶ月のワーキングホリデーに行く——といったケースを想定しています。
こうした「イギリス以外のヨーロッパの国」へ行くとき、SIM(スマホの通信サービス)の選び方は、滞在する日数によって、実はぜんぜん変わってきます。
短い旅行なら一番安かった方法が、長く滞在するとどんどん割高になっていく、ということもよくあるのです。
この記事では、①今持っているイギリスのSIMのローミング(契約している国以外でも、追加料金なしでそのまま使える無料の枠のこと)をそのまま使う、②旅行・滞在先のヨーロッパの国で新しくSIMを買う、③グローバルeSIM(世界中どこの国でも使えるアプリのようなSIM)を追加する、という3つの方法を、ヨーロッパでの滞在日数ごとに、実際にいくらかかるかで比べていきます。
「イギリスのSIMのまま行くべきか、それとも現地でSIMを買うべきか」——この疑問に答える記事です。


1. 結論:滞在が長くなるほど「現地の月額契約」が安くなる

ざっくりした目安として、1〜2週間くらいの短い旅行なら「イギリスのSIMの無料ローミング枠」か「グローバルeSIM」が安く、1ヶ月を超えると「現地で買うプリペイドSIM」、3ヶ月以上の長期滞在なら「現地の月額契約(毎月お金を払うタイプの契約)」が、一番安くなりやすいです。なぜこうなるかというと、理由はシンプルです。ローミングやグローバルeSIMは、もともと「数日〜数週間だけ使う旅行者」を想定して値段がつけられているので、1日あたりの値段が高めに設定されています。
それに対して、現地の月額契約は「1年くらい使い続ける地元の人」を想定しているので、1ヶ月あたりの値段がかなり安く設定されているのです。
つまり、「短期用の商品」と「長期用の商品」では、そもそも値段の作られ方が違う、ということです。


2. ヨーロッパに1週間くらい旅行する場合

1週間程度の旅行なら、今使っているイギリスのSIMに最初からついている「無料ローミング枠」だけで、だいたい足りてしまいます。
(ローミングとは、契約している国以外でも、追加料金なしでそのままスマホが使える仕組みのことです。)
たとえば、イギリスのSIMブランドの一つ「giffgaff」なら1ヶ月5GBまで、「iD Mobile」なら30GBまでを、追加料金なしでヨーロッパでも使えます(プランや時期によって変わることがあるので、契約前に必ず確認してください)。
1週間の旅行なら、この範囲でだいたい収まるので、追加のお金を払う必要がないケースがほとんどです。これが一番お得な理由です。
もし、今使っているSIMに無料ローミング枠がない、または少ない場合は、次善の策として「グローバルeSIM」の短期プラン(1週間・数GBだけ使えるタイプ)を追加で買うという方法もあります。
現地でわざわざ新しいSIMを買うのは、お店を探したり手続きをしたりする手間を考えると、たった1週間のためには割に合わないことが多いです。


3. ヨーロッパに1ヶ月くらい滞在する場合

1ヶ月ともなると、イギリスのSIMの無料ローミング枠だけでは、データ容量が足りなくなることが多くなってきます。
ここで比べるべきなのが、「グローバルeSIMの大容量プラン」と「現地で買う月額のプリペイドSIM」の2つです。
グローバルeSIM(Airaloというサービスなどが有名です)は、使った分だけ料金がかかる従量制で、30〜50GBくらいまで使えるプランがあります。
日本語でのサポートを重視するなら、日本企業が運営する【Glocal eSIM】も選択肢の一つです。ヨーロッパ周遊プランがあり、設定方法や困ったときの問い合わせが日本語でできるので、eSIMを初めて使う人でも安心です。
一方、現地のプリペイドSIM(たとえばイタリアのVodafoneが出している大容量プラン)は、あらかじめ「1ヶ月〇GBまで使える」と決まっている契約です。
データ1GBあたりの値段で比べると、現地のプリペイド契約のほうが安くなる国が多いです。
ただし、現地でSIMを買うには、実際にお店へ行く、言葉のやり取りをする、自分のスマホに合うSIMのサイズか確認する、といった手間がかかります。
「多少手間がかかっても安いほうがいいか」「少し高くてもラクなほうがいいか」——1ヶ月の滞在では、この2つのどちらを優先するかで選ぶSIMが変わってきます。


4. ヨーロッパに3ヶ月以上、長く滞在する場合

3ヶ月以上の長期滞在になると、現地の「月額契約(Pay Monthly、日本でいう毎月払いの携帯契約と同じもの)」が、総額で一番安くなるのが一般的です。
グローバルeSIMやプリペイドSIMは、もともと短期の旅行者向けに値段が高めに作られているので、3ヶ月分を足し合わせると、現地の月額契約よりも確実に高くついてしまいます。
ただし、月額契約を結ぶには、「与信審査(よしんしんさ)」と呼ばれる審査に通る必要があることが多いです。
これは、日本でいう「携帯電話の分割払い審査」のようなもので、「毎月きちんと支払える人かどうか」を、現地の携帯電話会社がチェックする仕組みです。
この審査には、住所を証明する書類(公共料金の請求書など)が必要になることが多く、現地に着いたばかりのタイミングでは、審査に通らないケースもあります。
そのため実際には、「現地に着いてすぐの1ヶ月はプリペイドSIMでつないでおき、銀行口座を作る・住所を証明する書類がそろうなど生活の基盤ができたタイミングで、月額契約に切り替える」という2段階のやり方が、一番現実的です。


5. 滞在日数ごとの、だいたいの目安まとめ

滞在日数一番安くなりやすい選択肢理由
1週間程度イギリスのSIMの無料ローミング枠追加のお金がかからず、手続きも不要だから
2〜4週間グローバルeSIM、または現地のプリペイドSIMローミングの無料枠だけでは、データ容量が足りなくなりやすいから
1〜3ヶ月現地の大容量プリペイドSIM従量制のeSIMより、データ1GBあたりの値段が安くなる国が多いから
3ヶ月以上現地の月額契約(Pay Monthly)もともと長期利用者向けに値段が作られているので、一番安くなりやすいから

【重要】ここに書いた数字や傾向は、あくまで一般的な目安です。
実際にいくらかかるかは、旅行・滞在する国、どれくらいデータ通信を使うか、そのときの為替レートによって変わります。
旅行や滞在の予定が決まったら、気になっているプランの公式サイトで最新の料金を確認してから、実際に計算してみることをおすすめします。


まとめ

  • 1週間程度の旅行なら、イギリスのSIMの無料ローミング枠だけで足りることが多い
  • 1ヶ月前後の滞在は、グローバルeSIMと現地のプリペイドSIMを比べて選ぶ
  • 3ヶ月以上の長期滞在は、現地の月額契約が一番安くなりやすい
  • 月額契約の与信審査に通るまでは、プリペイドSIMでつないでおき、あとから切り替える2段階作戦も有効

イギリスのローミングの無料枠について詳しくはこちらの記事、グローバルeSIMの選び方はこちらの記事、ヨーロッパ現地SIMの選び方はこちらの記事で、それぞれくわしく紹介しています。

※料金は変更されることが多く、為替や国ごとの物価にも左右されます。
実際の総額は必ず各社公式サイトで最新プランを確認して計算してください。

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