日本からイギリスの口座にお金を送ろうとして、いざ送金画面を開いたら、思ったより手数料が引かれていて驚いたことはありませんか。
銀行によっては「手数料無料」と書いてあるのに、実際に届く金額を見ると明らかに目減りしている、というパターンも珍しくありません。
そこで使われているのがWiseですが、Wiseの手数料も「結局いくらかかるのか」が分かりにくいという声をよく聞きます。
この記事では、Wiseの手数料の仕組みを、実際の計算例つきで整理しました。
読み終える頃には、日本からイギリスへ送金するときに、自分がいくら手数料を払うことになるのか、電卓を叩かなくても大まかに見積もれるようになります。
1. Wiseの手数料は「2つの要素」でできている
Wiseの送金コストは、大きく分けると2つの要素の合計です。
ひとつは送金手数料、もうひとつは為替レートです。
この2つを分けて理解しておかないと、「Wiseは安い」と聞いていたのに、実際の見積もり画面で戸惑うことになります。
送金手数料:ルートによって0.4〜2%程度
送金手数料は、送る通貨のペアや送金方法(銀行口座からの引き落とし・デビットカード決済など)によって変動します。
ポンドからユーロのように取扱量の多いルートは0.4%台と安く、円からポンドのような日本発の送金はもう少し高めになる傾向があります。
目安としては、送金額のおよそ0.4〜2%程度に加えて、少額の固定手数料が上乗せされる形です。
為替レート:仲値(ミッドマーケットレート)をそのまま使う
ここがWiseの一番の特徴です。
多くの銀行は、公表されている為替レート(Googleやニュースで表示される仲値)に、独自の上乗せ(マークアップ)をした「銀行だけのレート」で計算しています。
この上乗せ幅は銀行によって1〜3%程度と言われており、しかも画面上は見えにくい形で反映されています。
一方でWiseは、Googleで表示されるのと同じ仲値をそのまま使い、そこに上乗せをしません。
その代わり、手数料を送金手数料として別立てで明示するという仕組みです。
つまり「レートには手を加えず、コストは手数料として見える化する」というのがWiseの設計思想です。

2. 実際にいくら引かれる?金額別のシミュレーション
数字だけだとイメージしづらいので、円からポンドへ送金する場合の目安を表にしました。
実際のレートは日々変動するため、あくまで手数料の「割合感」をつかむための試算として見てください。
| 送金額(円) | 手数料の目安(割合) | 手数料の目安(金額) |
|---|---|---|
| 50,000円 | 1%前後 | 約500円前後 |
| 100,000円 | 1%前後 | 約1,000円前後 |
| 300,000円(学費・保証金など) | 0.8〜1%程度 | 約2,400〜3,000円前後 |
送金額が大きくなるほど、割合としての手数料率はわずかに下がる傾向があります。
そのため、少額を何回にも分けて送るより、まとめて送金したほうがトータルの手数料は抑えやすいです。
ただし、正確な金額はWiseのアプリ・サイト上の見積もり画面で、送金の直前に必ず確認してください。
レートは常に動いているため、この記事の数字はあくまで目安です。
3. 銀行の海外送金と比べて何が違うのか
日本の銀行から直接イギリスへ送金する場合、「送金手数料」に加えて「為替レートの上乗せ」が別枠で発生します。
この上乗せ分は明細に表示されないことが多く、送金してみて初めて「思ったより目減りしている」と気づく人が少なくありません。
また、銀行の海外送金は着金までに数営業日かかることが一般的ですが、Wiseは同じ通貨圏の送金であれば数分から1日程度で着金することが多いです。
急ぎで家賃や保証金を支払いたいときに、この着金スピードの差が地味に助かります。
手数料の透明性という観点でも、2026年の調査ではWise・Monzo・Starling・Nationwideの4社が「手数料が分かりやすい」と評価される一方、多くの伝統的な銀行は為替マークアップを分かりにくい形で上乗せしている実態が指摘されています。
「結局いくらかかるか」を送金前にはっきり知りたいなら、この透明性はそれだけで価値があります。
Wiseと他の送金手段全体との比較は、こちらの記事でさらに詳しく整理しています。
- Wise vs Revolut、海外送金・両替はどっちが得か(内部リンク:uk-wise-vs-revolut-comparison)
- Wiseの登録方法・本人確認の手順(内部リンク:uk-wise-registration-guide)
4. 手数料を少しでも抑えるコツ
【節約のコツ】
送金の資金源(銀行口座振込・デビットカード・クレジットカードのどれで支払うか)によっても手数料が変わります。
一般的に、銀行口座からの振込のほうがカード決済より手数料が低く抑えられる傾向があるので、急いでいない場合は口座振込を選ぶと少し節約になります。
また、送金額を確定する前にアプリ内の見積もり画面で「手数料の内訳」を必ず開いて確認する癖をつけておくと安心です。
内訳を見れば、送金手数料と受取金額がそれぞれいくらになるか、その場で分かります。
まとめ
- Wiseの手数料は「送金手数料(0.4〜2%程度)」と「為替レート(上乗せなしの仲値)」の2要素でできている
- 銀行の海外送金は為替レートへの上乗せが明細に表れにくく、結果的に総コストが見えにくい
- 正確な金額は必ず送金直前の見積もり画面で確認する(レートは常に変動するため)
- 銀行口座からの振込のほうがカード決済より手数料が低く抑えられやすい
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