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Wiseはイギリス生活の必需品?GBP口座・日本への送金・デビットカードを徹底解説

モダンな世界地図とスマートフォンに紙飛行機アイコンが表示されているイメージ|世界とつながるWise 銀行・お金

イギリスに来たばかりで銀行口座がまだない。日本の家族に送金したいけど、銀行の為替手数料が高すぎる気がする。そんな悩みを一気に解決してくれるのがWise(ワイズ、旧TransferWise)です。
この記事では、Wiseの口座機能・日本円との送金・デビットカードの使い方を、公式情報をもとに整理しました。

▶ Wise公式サイトで口座開設・詳細を見る


1. Wiseとは何か

Wiseは、イギリス金融行動監視機構(FCA)の認可を受けた電子マネー機関(Electronic Money Institution)で、銀行そのものではありません。ただし、預けたお金は顧客資産として銀行口座とは別に保全される仕組みになっており、多くの国で日常的に使われています。
大きな特徴は2つあります。1つは14通貨の口座情報(現地の銀行と同じ形式の口座番号)を1つのアカウントで持てること、もう1つは中間市場為替レート(Googleで表示されるのと同じ実勢レート)で両替できることです。


注意:Wiseのサイトはブラウザの言語設定によって、日本版(送金元通貨がデフォルトでJPY)が自動的に表示されることがあります。イギリスの口座情報(Sort Code・Account Number)やイギリス発行のデビットカードを作りたい場合は、日本版のままだと正しい申し込みができません。
ページ下部の国・地域選択(wise.com/local-sites)から「イギリス」を選び、URLがwise.com/gbになっていることを確認してから登録を進めてください。

2. イギリス生活での具体的な使い道

① イギリスに着いたばかりのころ、UK銀行口座がまだない時期の給与受け取り

Wiseの口座を開設すると、イギリスの銀行と同じ形式のSort Code(並び替えコード)とAccount Numberが発行されます。
イギリスに着いたばかりのころで現地の伝統的銀行の口座開設に時間がかかっている間でも、この口座番号を雇用先に伝えれば給与を受け取れるケースがあります(受け入れ可否は勤務先の給与システムによるため、事前確認が必要です)。

② 日本の家族への送金・日本からの送金受け取り

Wiseの送金は「お金が国境を越えて動く」のではなく、送金先の国にあるWiseの口座から相手の口座に振り込む仕組みになっています。これにより、伝統的な国際送金より速く、手数料も明示的です。
手数料は通貨・金額・支払い方法によって変動しますが、主要通貨ペアではおおむね0.33%前後の変動手数料に、通貨ごとの固定手数料が加算される形です。正確な金額は、送金前にWiseの計算ツールで事前に確認できます。

③ 海外での買い物・ATM引き出し用のデビットカード

Wiseデビットカードは発行手数料£7の一度きりで、月額費用はかかりません。
ATM引き出しは、月あたり合計£250までは手数料無料で、それを超えた金額に対して2.69%の手数料がかかります(2026年5月時点の最新の仕組み)。複数通貨を保有できるため、海外旅行や一時帰国の際も、現地通貨をあらかじめ両替しておけばレートの良いタイミングで使えます。


3. 口座維持費・受け取り手数料の実際

Wiseの口座自体には、開設費・月額費・維持費は一切かかりません。
受け取り側の手数料も、Wiseの口座情報宛ての国内送金(イギリス国内からGBP口座への振込等)なら無料です。海外からSWIFT国際電信送金で受け取る場合のみ、£2.16程度の固定手数料がかかります。

GBP残高には利息もつきます。2026年3月27日時点でGBPの金利は年率3.23%(変動制、日割り計算・毎月支払い)と案内されています。ただし金利は変動するため、最新の数値は口座内で確認してください。


5. 伝統的な銀行・PayPalと何が違うのか

Wise伝統的な銀行の国際送金
適用レート中間市場レート(実勢レート)銀行独自の上乗せレート(不透明なことが多い)
手数料の見え方送金前に金額を明示レートに手数料が含まれ分かりにくいことが多い
口座開設オンラインで完結、出発前でも可能住所証明等が必要で時間がかかることが多い
保有通貨数14通貨の口座情報を1アカウントで保有通貨ごとに口座が必要なことが多い

「銀行ではない」という点は理解しておく必要があります。預けた資産は法律上、Wise自身の資産とは分別して保全される仕組みですが、預金保険制度(FSCS等)の対象となる銀行預金とは性質が異なります。大きな金額を長期間保有する場合は、この違いを踏まえて資産配分を考えるのが安全です。


まとめ

  • Wiseは銀行ではなくFCA認可の電子マネー機関だが、14通貨の口座情報とデビットカードを1つのアカウントで持てる
  • イギリスに着いたばかりのころ、UK銀行口座がまだない時期の給与受け取り先として使えるケースがある(勤務先への事前確認が必要)
  • 日本への送金は中間市場レートを使い、手数料は送金前に明示される
  • デビットカードのATM引き出しは月£250まで無料、超過分は2.69%の手数料
  • 口座の開設・維持費は無料。銀行預金とは保全の性質が異なる点は理解しておく

Wiseの評判・安全性はこちらの記事、デビットカードのATM引き出し・海外旅行での使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。
※手数料・金利・仕組みは変更されることがあるため、利用前に必ずWise公式サイトで最新情報を確認してください。

4. 海外在住者(非居住者)ならではの注意点

日本国内に住民票がない(海外在住の)場合、本人確認にマイナンバーは不要です。その代わり、パスポート等の身分証明書に加えて、海外の現住所を確認できる書類(銀行・クレジットカードの明細書、公共料金の請求書、運転免許証等)の提出が必要になります。

Wiseデビットカードは、イギリスを含む欧州経済領域(EEA)やアメリカ、オーストラリアなど、ほとんどの国に住んでいれば取得できます。(アメリカ・ブラジル在住の場合は取得手順が一部異なります。)

見落とされがちですが、EEA在住者(イギリス在住者も対象)は、Wiseデビットカードでの支払いに対して通貨ごとのキャッシュバックを受けられます。目安はEURで2.00%、GBP・USDで3.20%です(源泉徴収税30%が差し引かれた後の実質還元率。条件や税制は変更されることがあるため、最新情報は公式サイトで確認してください)。日常的にポンド建てでWiseデビットカードを使っている在英日本人にとっては、見逃せない特典です。

また、日本のWise口座での日本円の保有には上限(目安100万円)が設定されているほか、海外在住者は自分名義の日本の銀行口座から、またはデビットカードでの支払いによってWiseへ資金をチャージできます(クレジットカードや、他人名義・仲介金融機関からの送金には対応していません)。100万円を超える送金であってもオンラインで完結できます。


Wiseの口座・デビットカードで日常のお金の流れができてきたら、次のステップとしてイギリスでクレジットカードの審査を通しやすくする方法もあわせて確認しておくと、イギリスでの「お金の基盤づくり」がスムーズに進みます。

Wiseのシーン別の使い方

ここまで基本的な使い方を説明しましたが、Wiseはシーンごとに使い方の細かいコツが変わります。実際の場面に合わせて、以下の記事もあわせて確認してみてください。

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