「変換プラグと変圧器って、何が違うの?」
渡英準備をしていると、必ずイギリス 変換プラグの話にぶつかりますよね。
Amazonで検索すると「変換プラグ」「変圧器」「トラベルアダプター」といろんな名前の商品が出てきて、正直どれを買えばいいのかよくわからない。
これらは、それぞれ役割が違うものなんです。
ここでは、電圧・プラグ形状の違いを整理して、「何を買えばいいか」を明確にします。
1. まず知っておきたい、日本とイギリスの違い
日本とイギリスでは、コンセントの「形」と「電圧」の両方が違います。
この2つは別の問題なので、分けて理解する必要があります。
| 項目 | 日本 | イギリス |
|---|---|---|
| プラグ形状 | Aタイプ(2ピン平型) | Gタイプ(3ピン角型・大きい) |
| 電圧 | 100V | 230V(実質240V前後) |
| 周波数 | 50Hz(東日本)/ 60Hz(西日本) | 50Hz |
「形が違う」問題を解決するのが変換プラグ、「電圧が違う」問題を解決するのが変圧器です。
この2つを間違えると、家電を壊してしまうこともあるので注意が必要です。
2. 変換プラグだけで大丈夫なもの——「海外対応」家電
実は、最近の電子機器のほとんどは「海外の電圧にも対応できる設計(マルチボルテージ)」になっています。
この場合は、プラグの形さえ変換すれば問題なく使えます。
確認方法:本体の表示を見る
充電器や電化製品の裏側・本体に「INPUT」という表示があります。
ここに「100-240V」と書かれていれば、変換プラグだけでOKです。
「100V」としか書かれていない場合は、そのままイギリスで使うと故障・発火のリスクがあるので変圧器が必要です。
- スマホ充電器:ほぼ100%が100-240V対応。変換プラグのみでOK。
- ノートPC・ACアダプター:ほとんどが100-240V対応。ただし念のため確認を。
- カメラ・ゲーム機の充電器:多くが対応。任天堂Switchなど確認済みの機種は問題なし。
- ドライヤー・ヘアアイロン:要注意。100V専用モデルが多く、変換プラグだけでは壊れる可能性が高いです。
- 電気シェーバー:モデルによりけり。表示を必ず確認。
3. 変圧器が必要なもの——特にドライヤー問題
一番相談されるのが「日本から持ってきたドライヤーが使えない」問題です。
ドライヤーやヘアアイロンは消費電力が大きく、100V専用設計のものが多いため、変換プラグだけで230Vのコンセントに挿すと、最悪の場合は発煙・故障します。
実際、Electrical Safety First(イギリスの電気安全に関する非営利団体)も、電圧を変換しないまま海外の家電を使うことの危険性を注意喚起しています。
選択肢は3つです。
- 変圧器を使う:日本のドライヤーをそのまま使いたい場合。ただしドライヤーは消費電力が大きいため、対応ワット数の高い変圧器(1000W以上)が必要で、サイズも大きく重い。
- 海外対応ドライヤーを買う:日本製でも「海外対応」と明記された製品を選べば、変換プラグだけで使えます。
- イギリスで新しく買う:現地の電気屋さんや大型スーパーなどで購入すれば、そもそもプラグも電圧も気にする必要がありません。長期滞在ならこれが一番シンプルです。TK Maxxなどのディスカウントショップでもいいものが安く手に入れられますよ。
正直に言うと、私自身は変圧器は使っていません。
ドライヤーのためだけに、重くてかさばる変圧器をスーツケースに入れる必要はないと思っています。
実際、イギリスのドライヤーは、安いものなら15ポンドくらいから、ちゃんとした品質のものでも25ポンドくらいで買えます。
1000W以上に対応した変圧器は、それ自体が結構な重量とサイズになります。そのため、「ドライヤーを日本から持っていくための変圧器」と「イギリスでドライヤーを1台買う」を天秤にかけたら、後者のほうが荷物・値段のどちらでも合理的だと感じています。
ノートPCやカメラのように「日本製の、その機種でないと困る」機材があるなら変圧器を検討する価値はありますが、ドライヤーだけが理由なら、変圧器は持っていかなくていいというのが私の結論です。
4. イギリス 変換プラグ、実際に使っている3種類
変換プラグにもいろいろな種類がありますが、私が実際に気に入って使っているのは3種類です。
それぞれ用途が違うので、使い分け方も含めて紹介します。
① 組み立て式の全世界対応変換プラグ
プラグの先端部分を差し替えて、世界中のコンセント形状に対応できるタイプです。
世界一周や周遊旅行など、複数国を旅する予定がある場合は、最もコンパクトなこのタイプがおすすめです。
② USBポート複数搭載タイプ
本体はやや重めですが、USBポートを複数同時に接続できるのが強みです。
スマホとパソコンを同時に充電したいときに便利で、ノートパソコンを充電するなら45W以上に対応したモデルを選ぶのがポイントです。
③ コンパクトな全世界対応タイプ
①と同じ全世界対応ですが、こちらはよりコンパクトにまとまったタイプです。
普段使い用に鞄に1つ入れておくのにちょうどいいサイズ感です。
コンパクトな全世界対応タイプの変換プラグをAmazonで見る
渡英して最初のうちは、日本から持ってきたスマホやパソコンの充電器をそのまま使うことになるはずなので、変換プラグは最低でも1個は渡英前に準備しておいてください。
イギリスだけでなくヨーロッパやその他の国への旅行も視野に入れているなら、全世界対応のモデルを選んでおくと、あとで買い足す手間がありません。
- Gタイプが「大きい・重い」ことへの対策:イギリスのプラグ(Gタイプ)は他国のプラグより物理的に大きく、変換プラグ自体もかさばりがちです。コンパクト設計を謳っている製品を選ぶと持ち運びが楽になります。
- 予備を1〜2個持っておく:紛失・破損に備えて、荷物の中に予備を入れておくと安心です。
まとめ:まず「本体の表示」を確認するところから
- 持っていく電化製品の「INPUT」表示を全部チェックする
- 100-240V対応なら変換プラグだけでOK
- 100V専用(特にドライヤー・ヘアアイロン)は変圧器か買い直しを検討
- 長期滞在ならイギリスで買い直す方がシンプルなことが多い
- 変換プラグは予備を1〜2個持っておく
正直、電圧の話は一度理解してしまえばそれほど難しくありません。
「表示を見る」という習慣さえつければ、もう迷うことはなくなりますよ。
渡英準備で他にも確認しておきたい人は、イギリスのSIM選びや、イギリスの治安についての記事もあわせてチェックしてみてください。

