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Lidl徹底活用ガイド|イギリスで人気の神アイテムと節約術

キッチンカウンターに並ぶ食品パッケージ 生活費・物価

光熱費も食費も上がり続けるイギリスでは、スーパーのレシートを見るのが少し怖くなることもあります。
2026年現在も、イギリスの食料品価格は高止まりしていて、家計を圧迫しています。
そんな中、現地在住者の間で「ここなしでは生活が成り立たない」と言われるスーパーがあります。
それが、ドイツ系ディスカウントスーパーのLidl(リドル)です。

結論から言うと、Lidlの節約術を実践すれば、Waitrose、Sainsbury’s、大手Tescoに通うのと比べても、食費を30〜50%カットできる可能性があります。
この記事では、現地リサーチと筆者がTescoと比較して実感した「Lidlのコスパ」と「損をしない使い方」を整理しました。


1. なぜLidlが選ばれているのか

安さの理由

Lidlは在庫の種類を絞り、自社ブランド(PB)をメインに据えることで物流コストを抑えています。
棚に商品を箱のまま並べるスタイルも人件費を抑える工夫のひとつです。
こうした効率の良さが、そのまま価格に反映されています。
実際、店内の商品の約9割が自社ブランドだと言われており、他店ブランドをほぼ扱わないことで仕入れ交渉力を強め、コストと品質の両方をコントロールしやすくしているそうです。
加えて、Lidlの親会社(Schwarz Group)は今も非上場のままです。株主向けの四半期決算発表に追われることなく、長期目線で低価格戦略を貫けている一因とも言われています。

「安い=低品質」とは限らない

かつては「安いけど質が」と言われることもありましたが、今は状況が変わっています。
LidlのPB商品は、ブラインドテストで有名ブランドと遜色ない評価を受けることも珍しくありません。
特にプレミアムラインの「Deluxe」シリーズは、高級スーパーに近い味わいという口コミも多いです。

実は創業家の姓ではない?「Lidl」という名前の由来

ちょっと寄り道になりますが、面白い話なので紹介します。
そもそも「Lidl」は現在の経営者のSchwarz家の姓ではなく、他人の名前でした。1858年、Anton Lidlという人物が果物の卸売会社を興したのが始まりです。
1930年、そこにJosef Schwarz氏が共同経営者として加わり、2人のパートナーの姓を両方とも社名に入れる形で「Lidl & Schwarz(リドル・アンド・シュワルツ)」という食品卸売会社になりました。
つまりSchwarz家は、もともとLidl家が興した会社に後から合流したのです。
そのため1973年、子孫のDieter Schwarz氏が新しく格安スーパーを立ち上げる際も、この馴染みのある「Lidl」という名前を使いたいと考えました。
ところが、いざ使おうとすると法的な事情でこの名前を自由には使えない状態になっていました(詳しい経緯は公表されていません)。
かといって自分の姓「Schwarz」をそのまま店名にすると、ドイツ語で「Schwarzmarkt(闇市場)」を連想させてしまい、これも都合が悪かったのです。

そこで白羽の矢が立ったのが、経営とは無関係の、引退した美術教師ルートヴィヒ・リドル氏でした。
たまたま「Lidl」という姓を持っていた彼から、1,000マルク(現在の価値でおよそ数十万円程度)で名前の使用権を買い取り、今の「Lidl」ブランドが誕生した、というのが実際の経緯です。
【私の結論】「創業家の名前をそのまま店名にした」のではなく、「赤の他人から名前を買い取った」というのがこの話の面白いところです。

「Middle of Lidl」の掘り出し物

店舗中央の通路「Middle of Lidl」は、SNS上でコミュニティができるほど話題になっているコーナーです。
毎週水曜日を中心に、家電・DIY道具・園芸用品・衣類などが予告なく入荷し、売り切れると基本的には二度と戻ってきません。
「パンと紅茶を買いに来ただけなのに、気づいたら電動ドリルを持ってレジに並んでいた」という利用者の声があるほど、ふらっと立ち寄るだけでも掘り出し物に出会える場所になっています。
エアフライヤーが他店より安く手に入ることもあり、狙って通う価値のあるコーナーです。


2. Tescoより安い、Lidlで買うべきアイテム

筆者がTescoと価格を比較して、Lidlの方がお得だと感じたポイントをまとめました。

カテゴリおすすめアイテムTescoとの比較・特徴
ベーカリークロワッサン・デニッシュ焼きたてで£1以下。既製品とは香りと食感が違う
ハム・チーズパック入りスライス各種最低単価が低く、£1以下で買える商品も多い
精肉(牛肉)ステーキ肉・牛ひき肉Tescoより安く、値引き札付きだとステーキが£3以下のことも
野菜・果物大容量パック各種全般的に安く、Pak Choi(パクチョイ)などアジア料理向けの野菜もある
アルコール受賞歴のあるワイン・ジン数ポンドのワインが国際コンクールで賞を獲ることもある

野菜はTescoより大容量で安いのが魅力です。
アジア食材をすべて揃えることはできませんが、ネギ・白菜・キノコ類などベースの買い出しはLidl一択です。


3. Lidl Plusアプリの使い方

Lidlで買い物をするなら、Lidl Plusアプリを入れない手はありません。
単なるポイントカード以上のメリットがあります。

スキャンするだけで「Lidl Plus価格」に

店頭のプライスカードに「Lidl Plus Price」と書かれている商品は、アプリの会員証(バーコード)をスキャンするだけで自動的に割引が適用されます。

毎週届くパーソナライズ・クーポン

毎週木曜日、アプリに新しいクーポンが届きます。
野菜・肉・パンなど特定カテゴリーが20〜30%オフになったり、条件を満たすとベーカリー1個無料といったプレゼントが届くこともあります。

2026年5月から「Lidl Plus Points」に刷新

以前は「Coupon Plus」という、1か月間の合計購入金額に応じて段階的にクーポンがもらえる仕組みでした。
2026年5月5日から、この仕組みは「Lidl Plus Points」というポイント制に切り替わっています。
買い物£1につき1ポイントが貯まり、貯まったポイントはアプリ内のマーケットプレイスでクーポンや商品に交換する仕組みです。
ポイントの有効期限は獲得から2年間なので、Coupon Plus時代のように月ごとにリセットされる心配はありません。

クーポンは使う前に「Activate」を忘れずに

Lidl Plusのクーポンは、アプリ内で「Activate(有効化)」ボタンを押さないと、レジでスキャンしても割引が適用されません。
買い物前にアプリを開き、使いたいクーポンをあらかじめクリックしておくのが確実です。


4. 知っておくと得する節約テクニック

黄色いラベル(値引きシール)を狙う

賞味期限が近い商品には黄色い値引きシールが貼られ、日中は30%前後、閉店間際になるほど値引き幅が大きくなる傾向があります。値引きのタイミングは店舗や在庫状況によってかなり変動するため、狙うなら開店直後と閉店1〜2時間前の両方をチェックするのが確実です。精肉コーナーでこれを見つけると、通常よりかなり安いステーキに出会えることがあります。

£2の「Too Good to Waste」ボックス

形が不揃いだったり少し傷んでいるだけの、食べるのに問題ない野菜・果物を約5kg詰め合わせた箱が£2で販売されています。
開店直後に売り切れることが多いので、狙うなら朝一番がおすすめです。

「Middle of Lidl」の最終値下げ

中通路の商品は、在庫が少なくなってくると積極的に値下げされます。
衣類・寝具は£3〜£5まで下がることがあり、質のいいランニングシューズが£10前後で見つかることもあります。


5. Lidlを使う際の注意点

日曜日の営業時間は短い

イギリスには「Sunday Trading Laws」という法律があり、Lidlのような大型店舗は日曜日の営業時間が制限されています。
目安は10:00〜16:00、または11:00〜17:00です。
16時に閉まる店舗が多いため、日曜の午後にのんびり向かうと閉店に間に合わないこともあります。日曜の買い出しは午前中がおすすめです。

品揃えは一期一会

気に入ったストック品(おむつや缶詰など)は、見つけたときにまとめ買いしておくと安心です。

レジのスピードが速い

スキャンが速いため、商品は一度カートに戻して、奥のパッキングカウンターへ移動してから詰めるのがおすすめです。
あらかじめエコバッグをカートに広げておき、スキャンが終わった商品からどんどん詰めていく方法も便利です。

エコバッグ持参は必須

レジ袋は有料で、他店より高めに設定されています。


カートには£1コインが必要

Lidlのショッピングカートも、Aldiと同様に£1コイン(または専用トークン)を入れないとロックが外れない店舗が多くあります。買い物後にカートを戻すとコインが返却されます。現金を持ち歩かない場合は、鍵につけられる£1コイン型のトークンを用意しておくと安心です。

まとめ:Lidlを味方につけて家計にゆとりを

Tescoなどの大手スーパーも便利ですが、Lidl Plusアプリを活用してメイン使いに切り替えるだけで、家計の余裕が変わってきます。
まずはLidl Plusアプリをダウンロードして、クーポンを「Activate」するところから始めてみてください。

※実際の品揃えや価格、セール内容は店舗や時期によって異なる場合があります。

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